パーツに拘り、一つ一つ手作業で組み上げられ、多くのエンジニア達を魅了して止まない、真空管の芸術家『MANLEY』。
その個性的なサウンドで数々の名曲を生み出してきました。
『VoxBox』はボーカル・レコーディングの為にセレクトされたMANLEY芸術の集合体です。
全てのセクションに“MANLEYクオリティー”が注がれた逸品ストリップを是非! ■マイクプリアンプセクション Dual-Mono Mic Preampと同じアンプ回路を採用し、トランスは独自に開発され、工場内で一つ一つ組まれています。
トランスを経由するのバランス出力とトランスを経由しないのアンバランス出力端子を搭載し、1/4フォン端子のアンバランス出力はトランスを介していないため、最も原音に近いクリーンな出力になります。
Gainスイッチは、スルーレイトと回路のフレイバーを調整できる可変コントロールになっています。
ヘッドルームは+31dBuを誇ります。
インプットは、マイク(XLR)、ライン(XLR)、インストゥルメント(1/4フォン)とどういったソースにも対応できます。
インプットアッテネーターは、ハイインピーダンス入力から+4バランスラインインプットまで対応できるバリアブル(可変)コントロールです。
■コンプレッサーセクション 有名なVariable-Muコンプレッサーの回路とElectro-Optical Limiter採用のオプトアイソレーターアプローチを組み合わせたデザインコンセプトを採用。
チューブ段に達する前段階で、歪み、周波数レスポンスに有害な影響を与える要素を排除、つまり、マイクプリアンプのクリッピングを防ぎます。
■EQセクション 「Pultec EQをVoxBoxに」というユーザーリクエストに応え、さらに新しい技術をつぎ込んだEQセクションを搭載しました。
周波数設定ポイントを追加し、3バンドに振り分けています。
本物のインダクターを搭載したEQで豊かなボトムエンド、クラスA回路によるスイートなハイエンドを実現しています。
EQ INPUTスイッチは、Line Input、Preamp Output、またはINSERTリターンにパッチングでき、2トラックに同時にかませることができるダブルデューティーバイパススイッチとして動作します。
■DE-ESSER、リミッターセクション 回路デザインは、HutchとEveAnnaによるものです。
ディエッサー&ピークリミッターは、ELOPリミッターをベースにしています。
3-12kHzの周波数帯域から4つのノッチ周波数が選択できるようになっています。
5つ目のポジションは、LA-2Aを模したリミッティングを施します。
つまり、プリEQ/ポストEQで同時に圧縮する(Compress)ことが可能なことです。
■サウンド VoxBoxとよく一緒に引き合いに出されるのがAvalon737です。
持ち味はまったく異なります。
一般的に言われているのは、737は高音の伸びがよく、音像がはっきりしたクリスピーなサウンドを目指す人向き、VoxBoxはどちらかというと甘くて丸い音の印象で、空気感、プレゼンス、シルキーな質感を目指す人向きと言えるでしょう。
MANLEYのヘッドアンプを特集!パワーレック的録音機材ファイル